離乳食はいつから?スタートが早いとどんなメリットデメリットがあるのか徹底検証!

お家のこと
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赤ちゃんの離乳食はいつからが始めるとよいのでしょうか?

初めての子育てはわからない事ばかりです。

周りのお母さんが既に始めていると聞くと、自分も始めなければいけないと気持ちが焦ります。

アレルギーの心配が心配だったり、初めての試みは不安でいっぱいです。

赤ちゃんの離乳食を始める見極め方やメリットデメリットについて検証します。

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離乳食を4ヶ月からスタートするのは早い?理想的な離乳食のスタート時期を考える

離乳食を始める時期は、5,6ヵ月頃からと言われています。

赤ちゃんの消化器官は未発達なため、早すぎるとアレルギーの心配があるからです。

昔は3,4ヵ月ごろから離乳食準備段階として果汁やお茶を与えていました。

母子手帳にも「薄めた果汁やスープを飲ませていますか」と保護者の記録の欄のチェック項目に記載されていました。

しかし、3,4ヵ月の赤ちゃんは母乳やミルクで栄養が足りていることや消化器官が未発達の段階から果汁を与えることはアレルギーの原因となっているのではないかと言われ、今の母子手帳はチェック項目から削除されています。

そうなると、4ヵ月から始めたいと思っている場合、少し早いかもしれません。

まずは赤ちゃんの成長を確認しましょう。

  • 確認する目安としては
  • 首が座っている
  • お座りが出来る
  • スプーンを軽く唇に押し当てた時、舌で戻そうとしない
  • 大人が食べている様子に興味を持つようなしぐさをする
  • よだれがたくさん出る
  • 1日の母乳・ミルクの飲むリズムが出来ている
  • 歯が生え始めている

などの条件を満たしていれば4ヵ月頃からためしに始めてみても良いと思われます。

赤ちゃんが嫌がった場合は、まだ早いと判断して、遅らせることをお勧めします。

離乳食はまず、10倍粥を茶さじ1杯から始め様子をみます。

なめらかにすり潰した状態にして食べさせます。

問題がなければ小さじ1杯分を食べさせてみましょう。

小さじ1以上の量は赤ちゃんが消化できないため、量は必ず守りましょう。

そして与える時間は平日午前中です。

午前中であれば、もし食後に具合が悪くなっても病院へ行くことができます。

離乳食を始めても母乳やミルクはいつも通り飲ませて下さい。

この見極めは、5,6ヵ月で始める場合も同じなので参考にしてください。

逆に離乳食のスタートを遅らせるとどうなる?そのメリットデメリットは?

では、逆に離乳食を遅く始めたらどうなのでしょうか?

赤ちゃんが大きくなるにつれ、母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってきます。

特に母乳の場合、鉄分不足が指摘されています。

そのため離乳食を遅らせると血中のヘモグロビンの不足から脳の発育や運動能力に影響がでる可能性があると言われています。

ところが、離乳食を早くから始めるとアレルギーの心配を指摘され1歳を過ぎてから始めた方が良いという説もあります。

どちらがいいのでしょうか?

実際には日本アレルギー学会では

「離乳食を遅らせても、特定の食べ物を除去して食べさせてもアレルギーの発症は妨げられない」と発表しています。

そして、イギリスの研究チームは、軽度のピーナツアレルギーの子供たちに「ピーナツを与える子供」と「与えない子供」に分けて検証をしました。

その結果、5歳になった時に、ピーナッツを与えていた子供の方がアレルギーの発症を抑えられたとの研究を発表しています。

アレルギーを気にして与えない方が悪いという実証でした。

また、アレルギーは早い場合だけでなく遅い場合もアトピーや喘息の可能性が高まると米国の小児学会で発表されています。

離乳食を遅らせることは、5,6ヵ月の時期と比べ、成長した分、食べさせやすいメリットはありますが、赤ちゃんの発育にとってはデメリットの方が大きいと思われます。

軽度のアレルギーのある方は、与えたほうが良いと自己判断で行うのではなく、医師と相談をして離乳食を進めて下さい。

まとめ

離乳食は早すぎても遅すぎてもよくありません。

WHO(世界保健機構)は生後6ヵ月までは母乳を奨励しています。

あくまでも目安なので、6ヵ月まで与えていけないわけでも、6ヵ月になって絶対に離乳食を始めなければならないわけでもありません。

まずは、赤ちゃんの状態を見極めることが大切です。

1人でお座りが出来るようになったら、まずは家族が食べている席に赤ちゃんも同席させたり、見える位置に座らせたりして食事をする雰囲気に慣れさせることから始めてみませんか?

そして食べ物に興味を持ち始めた時が開始の時です。

赤ちゃんのペースに合わせて、進めて下さいね。