春になると、イースターのイベントや、イースターに関連した小物などがお店に並ぶことも多くなってきます。
カラフルな色をした卵や、可愛いウサギのモチーフなど、お家に飾って楽しみたいところですが、飾る期間に決まりはあるのでしょうか?
そもそも、卵やウサギを飾るのも、何か意味があるのか気になりますよね。
まだまだ馴染みの浅いイースターについて、ちょっと調べてみました。
イースターといえば卵の飾り。なぜ卵やウサギが飾れるの?
イースターは、イエス・キリストが処刑された日から3日目に復活したことを祝う復活祭です。
卵は、昔から生命の誕生を意味するものだったことと、キリストが、「死の殻を破って復活した」と考えられたこともあり、イースターでは卵を飾っています。
また、ウサギを飾っている理由は、キリストの復活祭になる前の春に行われていた、豊穣の女神の復活祭に由来するものだそうです。
春になり、植物たちが再び芽吹いてくる様子を、大地の復活ととらえて、お祝いしていました。
ウサギは、沢山の子供を産むので、豊穣や繁栄の象徴なんだそうですよ。
後になって、キリストが春に復活したということもあり、豊穣の復活祭と一緒になり、今のイースターになりました。
イースターに飾られる卵やウサギは、それぞれ、イースターエッグ、イースターバニーと呼ばれています。
「イースターエッグは、イースターバニーが持ってきた」という言い伝えもあるそうです。
他にも、エッグハントと言って、庭に隠した卵を探すゲームがあるのですが、イースター前夜に、ウサギが卵を隠したことが元になっているという話もありますよ。
イースターは、決まった日にちではなく、毎年違う日にちになり、決め方もちょっと変わっています。
それは、「春分の日(3月21日)後の、最初の満月から数えて、最初の日曜日」という決め方です。
少しあいまいな感じなので、言われてもパッとは思いつかないですよね。
日曜日にお祝いするのは、キリストが復活した日が日曜日だったからと言われています。
ちなみに、2019年の場合には、4月21日がイースターになるそうです。
飾りつけを始めるタイミングを調べてみたところ、イースターの40日前という場合と、前夜や当日からという2パターンありました。
詳しいことは分からなかったので、私自身の考えになってしまいますが、豊穣の復活祭と、キリストの復活祭での違いではないかと思います。
豊穣のお祝いとして考えれば、40日前でも普通ですが、キリストの復活祭だとすれば、復活した時からのお祝いになるので、前日や当日なのではないでしょうか?
イースターの飾りは、50日後にある、ペンコステという聖霊降臨日まで、飾り付けをしているそうですよ。
イースターの日には、家族や親しい友人と、卵型のチョコの中にプレゼントを入れた物を交換したり、卵料理が中心のご馳走を食べてお祝いするそうです。
クリスマスやハロウィンと比べると、日にちがちょっと分かりづらいですが、これからもっと浸透していくといいですね。
イースターの飾り付けは本物じゃなくても折り紙で作れる?
イースターでは、本物の茹で卵の殻に色を付けて飾ることも多いですが、食べ物をそのまま飾るのは…という人もいるかもしれません。
また、殻に穴を開けて、中身を取り出してから飾る方法もありますが、なかなか上手くできなかったりするんですよね。
そんな時には、折り紙で卵やウサギを折って、イースターの飾りを作ることもできます。
平面だけではなく、立体的にも折ることができるようで、動画などで解説してくれているものもあるようです。
折るのが苦手な場合には、折り紙をウサギなどのモチーフに切り取って、麻ひもやリボンに張り付けて壁に飾れば、可愛いガーランドになります。
折り紙だけでは弱い時には、台紙に厚紙を使ったり、画用紙を切り取って、そこに折り紙を貼っていってもよさそうですね
また、カゴの中にペーパークッションを敷いて、その中に折り紙で作った飾りを入れれば、そのまま飾るよりもお洒落に見えます。
市販のインテリアを飾るのも可愛いですが、手作りすると個性も出るので楽しいですよね。
いろんな色の折り紙を揃えて、子供と一緒に作るのもオススメです。
まとめ
イースターには、2つの復活祭の意味が込められていたんですね。
飾り付けには、春らしい色合いのお花紙を使って作った花や、ハニカムボールなども一緒に飾ると、パーティ向きにもなりそうです。
春が近づいたら、ぜひイースター的な飾り付けをして楽しんでみてはいかがでしょうか?