今は元気でも人ごとではないのが「親の介護」ではないでしょうか?
我が家の近所にもデイケアをしてくれるセンターやホームなどがたくさんありますし、デイサービスの送迎車も頻繁に行き来しているのを見かけます。
我が家の親も終の住処探しを始めたところで、なるべく行き来がしやすい場所で家探しをしていたりします。
きっと近い将来は、介護保険サービスのお世話になるのかな。とおぼろげに感じているところです。
でも、介護保険サービスってどんなのがあって、どんな風に使い始めるのか、また、親(介護される人)がどんな状態だったら使えるのかとか全然知らないんですよね。
そこで今回は、デイサービスやデイケアと言った介護保険サービスの基本を調べてみました!
デイサービスの使い方は?料金を払えば使える訳ではないって本当?
介護保険サービスを利用するには、まず介護保険の申請をしなくてはいけません。
介護保険という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、申請方法やその流れまで知っているという方は少ないのではないでしょうか。
介護保険は原則65歳以上の方は申請すれば使用できます。
40歳以上65歳未満の方は特定疾病(16疾病)に当てはまれば使用することができます。
特定疾病については厚生労働省ホームページより確認できますので、詳細を知りたい方はそちらをご参照下さい。
介護保険の申請をするには、住んでいる市町村の受付窓口へ行く必要があります。
受付窓口の名称については各市町村で違うので総合受付などで聞いてみるといいでしょう。
受付窓口へ申請書類(介護保険要介護認定申請書、主治医意見書)、介護被保険者証を提出すると、日程調整をしたうえで後日訪問調査を受けます。
この訪問調査で身体機能、生活機能、認知機能、精神行動機能、社会生活への適応などの項目のチェックを受けます。
その後、住んでいる行政で1次判定、2次判定を経て要介護認定結果の通知が届きます。
通知がきて、介護保険サービスを利用したいという場合は要介護認定であれば居宅介護支援事業所、要支援認定であれば地域包括支援センターへ連絡します。
そこでケアマネジャーさんに、「どのようなサービスをどのくらい受けたい」といったケアプランを作成してもらう必要があります。
そのケアプランが無いと、いくら料金を払おうが、サービスを受けられないのです。
デイサービス?デイケア?違いを知ると選択肢は広がります!
さて、介護保険サービスを利用する際には、上限額が決められています。
ケアプランを作成する段階でこの上限額内に抑えたプランが作成してもらえます。
数ある介護保険サービスの中でも介護と仕事を両立しなければいけない方におすすめなのが、デイサービス・デイケアサービスです。
この2つの決定的な違いは、リハビリがあるか無いかです。
デイサービスにはリハビリがなく、デイケアサービスはリハビリがあります。
デイサービス・デイケアサービスとも、施設の方が朝迎えにきて、夕方送ってくれる送迎付きのところがほとんどです。
そして施設内でも様々なレクリエーションなども行われている施設が多いです。
各施設の制度的な違いや施設の特徴を知ると更に選択肢も増えるでしょう。
家族側としては日中に自分の時間が確保できるので、仕事をしたりとか家事をしたりとかの時間にあてることができます。
知り合いで家族に介護者がいる方の話を聞いたことがありますが、トイレや食事に介護が必要な方で、それを家族が24時間付き添うのはとても負担になるとのことでした。
そこでデイサービスを利用することで、日中は家族の方の時間を作ることができ、その時間でやらなくてはいけない仕事を片付けるというスケジュールができていました。
介護の問題は家族みんなで解決しよう!
いかがでしたか?
いざという時は、割と予期せずにやってきたりします。
介護される親の側ももちろん大変なのですが、介護する側の家族だって大変ですよね。
そこで必要になってくるのが、家族が介護からある程度距離を取れる時間を持つことです。
人任せは心苦しい。
自分は介護から逃げているのでは?と、自分で抱え込んでしまう気持ちが働いてしまうと、介護する側にもされる側にも負担になってしまいますよね。
そんな時に上手に利用すべきなのが介護サービスなんだと思います。
なので、使い方をちゃんと知って、いざという時スムーズに利用できるようにしておきたいですよね。