紅茶といえば、思い浮かぶのはやっぱりイギリスですよね。
紅茶好きなイギリス人のティータイムは、有名なアフタヌーンティーの他にも、朝起きてから寝るまで、合計7回あるそうです!
そんな、ティータイムを大切にしているイギリスには、紅茶を淹れる時の「ゴールデンルール」というものがあります。
特別な道具がなくても、家庭でもちょっとしたことに気を使うだけで、美味しい紅茶が入れられるそうですよ。
今日は、本格的な紅茶を楽しめる淹れ方のコツをチェックしてみたいと思います!
紅茶の美味しい飲み方は?ポットで入れる時のコツってある?
紅茶をポットで淹れる時には、冒頭でもお話しした、「ゴールデンルール」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
基本的なゴールデンルールの内容は、以下のものになります。
- 蓋つきの丸いティーポットを使う
- 使う茶葉の量は、正確に計る
- お湯は汲み置きではなく、新鮮な水を沸騰させて使う
- 茶葉は時間を計って、しっかり蒸らす
まず、ティーポットに人数分の茶葉を直接入れます。
茶葉の量は、ティースプーン1杯(2g)くらいが1人分の目安になるそうです。
次に、水道水をヤカンなどに入れて、お湯を沸かします。
お湯がボコボコと沸騰し始めたら火を止めて、火傷に気をつけながら、少し高い位置からポットにお湯を注ぎます。
この時、お湯に空気を含ませるように注ぐことで、茶葉がポットの中で上下するジャンピングという現象が起こりやすくなるそうです。
茶葉をジャンピングさせて紅茶を淹れることで、美味しい部分だけ抽出されるそうですよ!
お湯を入れ終わったら、すぐにポットに蓋をして、蒸らしていきます。
蒸らし時間は茶葉によって変わるそうですが、細かい茶葉なら2分半~3分、大きめの茶葉の場合には、3分~4分くらいが良いでしょう。
蒸らしている時に温度が下がらないように、ポットの下にマットを引いたり、厚手の付近で包んでおくといいそうです。
蒸らし時間が終わったら、茶葉がカップに入らないように、茶こしなどを使いながら、ゆっくりと注ぎます。
使用するティーポットとカップは、紅茶を注ぐ前に温めておくと、美味しいまま飲むことができるでしょう!
お湯を多めに沸かしておいて、紅茶を淹れる前にお湯を注いで温めておくと、良いかもしれませんね。
使用するお湯は、軟水の方が美味しいそうなので、水道水でも十分なんだそうですよ。
私が紅茶を飲む時にはティーバックが多いのですが、この淹れ方は、ティーバックでも応用できるそうなので、試してみたいと思いました!
ティーバックで淹れる時には、お湯を注いだカップの中にティーバックを入れ、最後に絞らないことが注意点だそうです。
慣れるまでは手順が多いように感じてしまいますが、自宅にあるもので手軽に楽しめるのは良いですね。
イギリスでは紅茶と言えばミルクティー!その淹れ方はミルクの順番が特徴!?
イギリス人のほとんどはミルクティーを飲んでいるそうで、紅茶に入れるミルクは先か、後かという論争も勃発しています。
その論争は、130年も続いたと言われているので、ビックリですよね。
ですが、2003年に、英国王立化学研究協会という権威あるところで、「ミルクは先に入れる方が良い」ということが、科学的にも実証されたそうです。
その理由には、ミルクを後から入れることで、独特なニオイが経つのを抑えて、紅茶の風味を損なわないためだと言われています。
また、ミルクの独特なニオイのないミルクティーは、さっぱり飲めるので、スコーンやクリームなどの脂っこいものを食べる時にはピッタリだそうです!
自宅でミルクティーを作る時にも、温めたカップにミルクを入れておいて、濃い目に作った紅茶を後から注ぐと、本格的なミルクティーになるでしょう。
イギリスでは、低温殺菌牛乳を使っているそうですが、日本の場合には、どの牛乳を使っても大丈夫だそうですよ。
ミルクの量は、カップは大さじ1杯くらい、マグの場合は、大さじ3杯~4杯くらいと言われていますが、紅茶の濃さなどによっても変わるでしょう。
色々と調整しながら、あなた好みのミルクティーを探してみることもオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
紅茶を美味しく淹れるためには順序があり、それなりに時間もかかるようですね。
でも、ゆっくりと紅茶を淹れることで、ゆったりした時間も過ごせるでしょう。
紅茶のおともに、スコーンやサンドイッチなどを用意して、優雅なティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?