最近ちょっと「指編み」という編み物にハマっています。
指編みは、道具は毛糸だけでOK!というお手軽な編み物なので、本格的に取り組まなくてもいいのが楽しいですね。
今回は、普段キッチンで使っているスツールにちょっと座布団を置きたいなぁと思っていたので、直径30センチのミニサイズ座布団を作ってみました!
すっごい簡単でしたので、画像を添えつつ作り方をシェアしちゃいます!
準備するもの
必要なものはいたってシンプル!
・毛糸やお好みの糸
・あなたの両手
以上です!(笑)
今回は、直径が30センチ程度の六角形座布団を作りました。
準備した糸の量は20g玉を5個です。
でも最終的には2玉弱は余りました。
選んだ糸はパイル地の中にウレタンが入ったふかふかした極太のものです。
早速編み始めましょう!
それでは早速編んでいきましょう!
六角形や円形などの場合は、中心から編み始めます!
まず毛糸を引き出して、端を10センチくらい余らせた状態で輪っかを作ります。
輪っかの交差部分を指でつまんで押さえておきましょう。
輪っかの中に編み針として使う指を入れます。
押さえている方の手の人差し指には、編むための続きの糸を引っ掛けておきます。
人差し指にかけておいた糸を穴を通した指に引っ掛けて、輪っかの中に通します。
さらにもう一度編み針指に糸をかけ、先ほど輪っかを通した後ろの糸を上からかぶせて引き抜きます。
こうなります。
鎖編みを1目編んだことになります。
ここからが本当のスタートです!(笑)
<1>最初の輪っかに再び指を入れ、糸を引っ掛けてくぐらせます。
最初に編んだ1目と今引っ掛けた糸2本が編み指にある状態です。
<2>さらにもう1回編み指に糸を引っ掛けます。
<3>そうしたら、引っ掛けた糸を、すでに指にかかっている2本の糸両方にくぐらせて引き抜きます。
引き抜いたらこれで記念すべき最初の1目が完成です。「細編み(こまあみ)」という編み方です。
続けて元の穴に編み指を入れ、<1>〜<3>をあと5回繰り返します。
全部で細編みを6目作りましょう。
*最初の輪っかの交差部分をつまんで押さえておくことを忘れないように!
6目編めたら、1段目の完成です。
ここで、最初に摘んで押さえておいた指を離し、余った糸をキュッと引っ張ります。
引っ張ることで目が詰まるので、丸い形になりますよ。
2段目を編む!糸替えもします!
それでは、2段目に進みましょう!
ここで、いきなり糸を変えます(笑)
新しい糸を出し、これを使って2段目を編みます。
今まで編んでいた糸はそのまま垂らしておいて大丈夫です!
まず、編み指を、写真の場所に通し、新しい糸を引っ掛けて引き抜きます。
編み指に残っている糸も、この新しい糸で引き抜きます。
通したら、新しい糸で鎖編みを1目編みます。
(糸を変えない人は、同じ糸で鎖編みを1目編めばOKです!)
鎖編みは一番最初に編んだ1目のことです。
編み糸を指に引っ掛けて、今編み指にある糸をかけて引き抜きます。
鎖編みを編んだら、糸替えで通した目と同じところにもう一度指を通し、糸を引っ掛けて引き抜きます。
これで編み指に糸が2本になりましたので、編み糸をさらに指先にかけて、2本一度に引き抜いて細編みをします。
続けて細編みを編んでいきます。
最初の一回りでは6回細編みを編みましたが、2段目では12回編みます。
つまり、画像の位置、1段目の1目に対し、2回ずつ細編みを編むことになります。
一つの目に指を通しながら2回細編みを編んだら、次の目に指を入れて2回細編みをします。
最初に編んだ6つの目に2回ずつ細編みをするので合計12回編むことになりますね。
3段目以降をどんどん編んでいきましょう!
2段目が編み終わったら同じ要領で3段目以降も編んでいきます。
私はここで、再び糸替えしました。
色を交互に使いたいので最初の糸に戻します。
最初の糸は1段目を編んだあと後ろにブラーンと垂れていましたので、これを使います。
やり方は2段目と全く一緒です。
後ろにブランと垂れていた1段目で休んでいた糸を使い、2段目同様に引き抜いてきます。
そうしたら鎖編みを1目編んでから3段目の細編みを編んでいきます。
3段目では細編みを18目編みます。
2段目では6目→12目と倍に増やしましたので、1目につき2回ずつ編みました。
3段目では12目→18目と増やしますので、最初に1目に対して2回編んだら、その次の目では1回だけ細編みをします。
さらにその次の目では1目に対して2度細編みをして、と1目飛ばしに目を増やしていきましょう。
網目の増やし方と出来上がりの形について
ここでちょっと脱線して、網目の増やし方を解説しますね。
段数 | 目の数 |
1段目 | 6目 |
2段目 | 12目 |
3段目 | 18目 |
4段目 | 24目 |
5段目 | 30目 |
6段目 | 36目 |
7段目 | 42目 |
目の数は1段ごとに6目増やしていきます。
このため、2段目を編むときは全部の目で2回ずつ細編みをしました。
3段目を編むときは12目→18目なので、1個置きに2回の細編みをします。
4段目ではこれが2個置き、5段目では3個置きと間隔が広がっていくわけですね。
この間隔で増やしていけば、編み地が丸まったりいびつになったりせず綺麗に広がっていきますよ。
目を増やす位置で仕上がりの形も違ってきます。
各段の最初に目を増やして、そこから段ごとに空き目を数えて目を増やすと6角形に仕上がります。
逆に、4段目から目を増やす場所をずらしていくと円形に仕上がります。
強引ですが、平らに表現するとこんな感じです。
指編み座布団の仕上げ方!
さて本題に戻りましょう。
どんどん糸を変えたり(変えなくてもOKですよ!)しながら段を増やしていきます。
今回は8段編んだところで直径が30センチくらいになったので終わりにします。
選ぶ糸の太さとか、編む人の力の入れ方なんかで仕上がりサイズは変わってきます。
棒編みなどのように神経質にならず、どんどん編み進んで行って、気に入った大きさになったら終わりにすればいいのでとっても気楽ですね!
編み終わったら、糸の端を10センチ程度残してカットします。
(写真を撮るため指ではなくペンを網目に入れています。これ、休憩したい時なんかも活用できますよ)
カットしたら、糸の端っこを網目から引き抜きます。
出来上がった座布団を裏返し、余った糸を処理します。
近くの網目に糸をくぐらせます。
5目くらいくぐらせれば大丈夫でしょう。
最後に余った部分をハサミでカットします。
スレスレで切って、網目の中に糸の端を隠すようにします。
同様に、糸替えでぶらりと下がってる糸や、最初の輪っかから出ている糸も処理したら完成です!
指編みは簡単で気軽にできるものづくり!
今回の座布団は、なんと小一時間で出来ちゃいました!
とっても簡単に出来ちゃったな〜。というのが正直な感想です。
太い糸をザクザク編んで行ったので、あっという間に大きくなってくるのが楽しかったですよ。
早速スツールに置いて座ってみました。
選んだ糸にクッション性があるので、見た目そんなに分厚くはないのですが、座るとちゃんと柔らかい感じで座れます。
この編み方で糸を変えて細いものを使えば、コースターや鍋敷きなんかにも出来ますよ!
私も近いうちにコースターを作りたいなと思っていますので、作ったらまたご紹介しますね!
ちょっと空いた時間で気軽に作れるので、ぜひあなたもやってみてください!