はちみつは子供にはNG!育児の「当たり前」は何故なのか知ってますか?何歳からなら大丈夫なの?

お家のこと
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子育てママさんなら、はちみつが子供にはNGだと言うことはご存知だと思います。

実は、1歳未満の赤ちゃんは、はちみつを食べることで、中毒症状を起こしてしまう危険があるんです。

はちみつのパッケージなどに記載もあるので、その危険性は知られていると思いますが、具体的には、はちみつの何が原因なのでしょうか?

基本的には1歳以上になってからと言われているはちみつの摂取。
でも、はちみつを食べれるようになっても、アレルギーなど、気をつけたいことも併せてチェックしてみました。

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「赤ちゃんにはちみつNG」は当たり前!?加熱してもNGな理由とは?

はちみつには、ボツリヌス菌という食中毒を起こす菌が含まれていますが、消化器官の整っている大人では、発症することはないそうです。

ですが、消化器官が未熟な赤ちゃんが食べてしまうと、ボツリヌス菌が腸内で増殖してしまい、「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険があります。

ボツリヌス菌は、増殖する時に毒素を排出するそうですが、その毒素は強力なもので、最悪の場合には命を落としてしまうこともあるので、注意が必要です!

症状は、数日間の便秘が続いた後、全身の筋力が低下して、母乳や哺乳瓶でミルクを吸う力も弱くなって、鳴き声も弱弱しくなってしまいます。

それよりも悪化してしまうと、表情もなくなり、呼吸困難や、首の筋肉にも力が入らずに、頭を支えていられなくなることもあるそうです。

乳児ボツリヌス症は、3日~30日くらいの潜伏期間があり、すぐに症状が出ない事がほとんどのようですよ。

もし、赤ちゃんが誤ってはちみつを食べてしまった時には、口の中などに残ったはちみつを拭いて、ミルクなどを飲ませて薄め、早めに医師に診てもらってくださいね。

はちみつを加熱すれば、殺菌できるような気もしてしまいますが、ボツリヌス菌は熱に強いそうで、100℃に数分間入れても、生き残ることが多いと言われています。

ボツリヌス菌は、120℃で4分以上加熱すれば大丈夫という話もありますが、もしものこともあるので、1歳未満の時には、あげない方が安心です。

乳児ボツリヌス症のことは、少し聞いたことがありましたが、潜伏期間があるのは初めて知りました。

はちみつを口にしてから、すぐに症状が出なくても、安心できないということですね。

ちなみに、母乳にはボツリヌス菌が残ることはないそうなので、お母さんが食べるのは大丈夫だそうです。

ただ、赤ちゃんが口にしないように、手の届かない場所にきちんとしまうなど、対策は忘れずに。

赤ちゃんの年齢が1歳以上になると、離乳食で色々なものを食べて、消化器官や腸内環境も整ってくるので、ボツリヌス症になる危険はほとんどなくなります。

ただ、他の食物アレルギーがある場合や、体調の悪い日には、症状が出る可能性も考えられるそうです。

はちみつに限ったことではありませんが、始めて食べさせる時には、体調のいい日を選んで、急に沢山あげないようにしましょうね。

必要に応じて、かかりつけの医師に相談することもオススメします。

はちみつとアレルギーの関係は?子供に与える時気をつけるべきことは?

はちみつは、アレルギーを和らげる効果がありますが、場合によっては、はちみつ自体でアレルギーを起こす可能性もあるそうです。

はちみつのアレルギーの原因には、はちみつに含まれる花粉や、蜂の分泌物に免疫が反応することによって起こると言われています。

はちみつが採れる花には沢山の種類がありますが、その中には、そばやリンゴ、アカシアなど、食物アレルギーを起こす食材も含まれています。

そのため、もともと特定の食材でアレルギーを起こすことがある場合には、その花から採れたはちみつを食べることでも、アレルギーを起こすことがあるそうです。

また、花粉症の場合には、花の種類に関係なく、花粉に反応してアレルギー症状が出ることもあるようですよ。

食物アレルギーや花粉症でなくても、アトピー性皮膚炎や、気管支喘息など、アレルギー体質の場合でも、発症する可能性があるそうなので、注意は必要です。

他にも、蜂に刺された経験がある時には、はちみつに含まれている蜂の分泌液に反応して、アレルギーを起こすこともあると言われています。

アレルギーは、食べて4時間以内症状が出る「即時型」と、翌日~2日くらいに症状が出る「遅延型」があるそうです。

即時型では、ジンマシンや腫れ、湿疹などの症状があり、食べて時間も経っていないので、食べたものが原因だと分かりやすいでしょう。

ですが、遅延型の場合では、便秘や下痢、頭痛など、普通の体調不良の時でも現れるような症状が多いそうです。

食べてから時間も経っているので、直接の原因として結びつかずに、気づかないこともほとんどだと言われています。

喉のイガイガや、口の中がかゆくなったり、くしゃみ、鼻水などの花粉症の症状が出ることもあるそうですよ。

アレルギーが酷い時には、アナフィラキシーショックを起こして、呼吸困難などの重篤な症状が現われることも考えられます。

子供のうちは、大人よりも免疫機能が未熟なので、突然アレルギーになってしまうことも考えられるでしょう。

知らないうちに、はちみつを食べ過ぎてしまった事でも、アレルギーを起こすこともあると言われています。

食べ過ぎの量は、人によっても変わってくるので、どこまでが食べ過ぎなのかは判断が難しいですが、子供のうちから多く与えるのはよくないのかもしれません。

もとからアレルギー体質の場合にはもちろんですが、今までアレルギーになっていない場合でも、体調の変化には気にかけてあげたいですね。

まとめ

1歳未満の赤ちゃんには、はちみつそのものはもちろん、はちみつが含まれている食べ物も与えるのは避けた方がよさそうです。

また、1歳以上になっても、他にアレルギーがある場合には、どの花から採れたはちみつなのか、食べた後に異変はないかの確認も必要ですね。

はちみつには、身体にいい栄養が含まれているので、子供にも食べさせたいと思ってしまいますが、悪影響にならないよう注意していきましょう。