高校生にもなったらもう親はあまり口を挟んではいけないかなとは思うのですが、テスト前に一生懸命勉強をしている我が子の姿を見ると、自分も何か出来ることがないかと考えたくなります。
とはいっても、小学生や中学生の頃なら分からない問題を一緒に考えたり、教えたり、添削したりできたけど、もうそんな事はできないし。
私たちはどこまで手を差し伸べてよいのか、何をすればよいのか悩むところです。
そう考えるあなたのヒントになればと思い、テスト勉強中に親がしてあげられることを紹介します。
子供のテスト勉強!徹夜でやるのと早起きしてやるのはどっちが効果的?
テスト前になると、徹夜で勉強するお子さん、多いですよね。
でも徹夜ってどうなのかしら?
中学生までの子ども対象にした調査で子供の睡眠不足は学習能力の低下、成長ホルモンの分泌減少、イライラして切れやすい子供になるなど睡眠の必要性を統計的に発表しています。
高校生は大丈夫なのでしょうか?
成長も落ち着いているし、徹夜して勉強しても問題ないように思われます。
ところが、睡眠時間の必要性は子供だけでなく高校生になっても続きます。
脳は睡眠をすることによって、その日1日の情報を整理して記憶を定着させます。
もし睡眠を摂らず勉強を続けたら、記憶の定着はどこでするのでしょうか?
睡眠を十分に摂って勉強した子と徹夜をして勉強をした子とでは脳に記憶している量が全然違います。
せっかく睡眠時間を削って勉強してもテスト当日忘れてしまっては、頑張ったことがむくわれません。
では、どうしたらよいのでしょうか?
それはテスト前に勉強をする時は、逆に早く寝て早朝から勉強をすることなんです。
徹夜だと、夜が長いためダラダラ勉強をしがちになりますが、早朝勉強は時間に制限があるので集中して勉強することができます。
眠ってからの勉強は前日の勉強が脳の中で整理されているので、すっきりした状態で勉強することができます。
徹夜で勉強していると、寝落ちしてしまったりすることがありますが、先に寝ているので寝落ちしないで勉強することができます。
徹夜より朝学習の方がメリットはたくさんあるのです。
ただ、朝学習はデメリットがないように思われますが、早く寝てそのまま起きられずに「無勉強」になってしまうリスクはありますので、起きる対策が必要となります。
親がサポートするならこの部分ですね。
子どもとテストの一週間前から早起き勉強をする、と決めたら、何時に起きるかを決めましょう。
そして決まった時間にしっかり起こして、気の利いたドリンクなどを差し入れて、集中を高めてあげましょう。
また、寝つきが良くなり、翌朝スッキリと起きて集中できるようにするためには、闇雲に早寝するだけではダメです。
質の良い睡眠を取れるよう環境を整えてあげるのも大切になってきます。
上手な睡眠の取り方については、こちらの記事でも触れていますので、気になる方は参考にしてみてください。
親のサポートはさりげなく!テスト勉強で子供のやる気が出る名言教えます!
子どもの勉強の手助けに親はどんなことができるのでしょうか?
勉強を教えることは学校の先生や塾の先生がいますし、親が口を挟むとかえって勉強のやる気を損なう場合もあります。
私たち親は、精神面・環境面のサポートに徹するのが大事だと言えるでしょう。
勉強しているのに、テレビの音を大きくしたり、夫婦で言い合いをしたり、携帯を見ていたり、子どもの気が散るようなことはしてはいけません。
学校から帰宅したら、温かいご飯を作って待っている。
頑張って勉強している姿を褒める。
塾へ快く送迎する(時間外の送迎も快く)。
など、さりげないサポートが大切です。
そして、もし勉強が行き詰まっている様子に気づいたら、こんな名言があることお子さんに伝えてみてはいかがでしょうか?
今日なしえることに全力をつくせ。しからば明日は第一段の進歩あらん
(アイザック・ニュートン/物理学者・数学者)
今日の成果は過去の努力であり、未来はこれからの努力で決まる
(福盛和夫/京セラ、KDDIの創設者)
どの言葉も、今苦しくても続ければ明日に未来につながるという名言です。
まとめ
高校生というと、半分子供で半分大人の時期でもあり、そもそも関わり合いが難しいタイミングでもありますよね。
親が口を挟めば反抗してしまうかもしれません。
だからと言って完璧に放任してはいけないのではないかなと個人的には思います。
私たち親は子供を信じて見守ることが大切です。
そして勉強をしやすい環境作りをしてあげることが一番のサポートであると思います。
子どもたちの体調管理はもちろん、テストまでの自分の体調管理も大切です。
自分の体調が崩れては、子どものサポートできませんよ。
自分の体調も整え、子どもたちが気持ちよくテストを受けられるよう私たちも頑張りましょうね。