花粉症!空気清浄機では効果がないから治療したい!どんな治療法があるの?

カラダのこと
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寒い冬からだんだんと暖かくなり、気持ちもなんだかホッとする
お花見をしたり、レジャーを楽しんだりとなんだかウキウキしてくる季節ですよね。

しかし、それと同時にやってくるのが花粉!
花粉症持ちにとって冬の終わりは花粉の始まりでもあります。

毎年薬を飲んだりマスクをしたりと万全の対策で臨んでいても、やっぱり辛いものですね。

花粉症って、そもそも根本的に治らないんですかね?

という疑問から、今日は花粉症の治療方法にはどんなものがあるのかを調べてみました!

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春の花粉にはどんな種類がある?どれくらいの時期飛んでるものなの?

花粉は1年を通して飛んでいますが、特に多いのがです。
一般的なピークは2月〜5月と言われています。

花粉症対策商品のCMなんかも2月くらいからよく目にするようになりますよね。

テレビで黄色い花粉がブワーっと舞う映像を見ただけで、鼻や喉の奥がムズムズしてきます。

春に飛んでいる花粉の主な種類や飛散時期を見て行きましょう。

スギ

花粉症といえば杉!
あまりの花粉の多さにスギを伐採していっている地域もありますよね。

スギの花粉は1月から6月頭くらいまで飛んでいて、特に2月から4月までがピークです。

ヒノキ

ヒノキの花粉も2月から5月にかけて飛んでいます。

スギと比べるとヒノキはスタートが遅い傾向があり、ピークは4月ごろなのが一般的。
スギとヒノキのダブル花粉で苦しむ人も多いのは納得です。

両方に反応してしまう人にとっては、春はとっても辛いシーズンですよね。

シラカバ

4月から6月にかけて主に北海道や東北で飛んでいます。

関東、東海、関西、九州ではほぼ飛んでいません。

イネ科の植物

スギやヒノキのような爆発的なピークはないものの、ほぼ年中飛んでいます。
秋にも花粉症の症状が出るという場合は、イネ科の植物の影響が大きいそうですよ。

飛散時期は2月から11月にかけてで、東北や関東では5月がピークとなります。

花粉を薬や注射で対策する!?花粉症の治療方法いろいろ!

さてここからが本題です。
花粉の時期には薬を飲んだり、マスクや空気清浄機を常備して、洗濯物は室内干し!

万全の対策で臨んでも、やっぱり症状は軽くならない。
一体これ以上何をプラスしていけば花粉症が軽減するのか…。

そこで検討したいのが「根本的な治療」です。
花粉症は果たして「治る」ものなんでしょうか?
私の経験も交えて、様々な治療法をご紹介していきたいと思います。

皮下免疫療法

私が今現在行っているのがこの治療法。
注射での治療ですが、ワクチンや症状を抑える物質を投与するのではなく、体が反応するアレルゲンを注射でちょっとずつ体に入れていく、という治療法です。

私の場合はアレルゲンが3種類あり、ハウスダスト、スギ、ブタクサです。

この治療法は飲み薬のように症状をその場しのぎで緩和するのではなく、治癒(ちゆ・完全に治った状態)や寛解(かんかい・ほぼ治癒の状態)にしていくためのもの。
効果としてはだいたい7割くらいとされています。

即効性のあるものではなく、最低でも3年以上はかかります。

3年以上?!と思いますが、これから先何十年と花粉に悩むか、数年耐えるかだったら後者を選びませんか?

もちろん、治療している3年間でも徐々に症状は軽くなっていきます。

治療の受け方は、まず病院で診察と血液検査を受けます。
検査で治療可能なアレルギーの特定ができ、問題がなければ治療が始まります。(持病がある、妊娠を希望しているなどの場合は受けられないことがあります)

注射の費用は保険適用なので3割負担で、3種類1000円程です。

最初は週1ペースで通院します。
通院するのは半年から、長い方だと1年くらいですね。

その後は定期的に免疫の反応をチェックしながら、2週間に1回、3週間に1回、1ヶ月に1回と徐々に期間が空いていきます。

アレルギーの免疫がつくのには個人差があるので、ここであげたのは私の場合のスケジュールです。
参考になれば幸いです。

ちなみに私は今3年目で3種類を1ヶ月に1回注射してます。
症状は以前よりもだいぶ楽にはなっていますが、反応がないわけではないので、辛い時には市販のお薬も飲みます。

ただ、飲むお薬が、以前よりも全然弱いもので大丈夫になりました。
治ったな!とは思えていないものの、効果はちゃんと実感できています。

舌下(ぜっか)免疫療法

舌下免疫療法は2014年から保険が適用されるようになった治療法です。

皮下免疫療法と同じで体の中にアレルゲンを入れて行きますが、皮下免疫療法との違いは注射じゃないため痛くないことと、自宅でできることです。

治療の期間は最低でも3年はかかるとされています。
やり方としては舌の裏側に薬を垂らすだけです。

こちらも皮下免疫療法と同じで、診察と血液検査をし、アレルゲンの特定、問題がなければ治療開始です。

最初の2週間は毎日少しずつ量を増やしながら1日1回、そのあと規定量のまま毎日垂らしていくだけです。

初回は病院にて異変が出ないか30分程度様子を見るので時間がかかります。

通院しなくて楽!と思いがちですが全く通院しなくていいわけではなく、月に1度は定期的な診察が必要になります。

費用は1ヶ月で4000円かからないくらいの病院が多かったです。
計算すると皮下免疫療法と大差はありませんした。

レーザー治療

花粉症の治療法としてはよく知られている、鼻の粘膜にレーザーを当て、粘膜を焼いて症状を軽減させる治療です。
8割は効果があると言われています。

免疫療法と違い1回で半年から2年ほど効果が続きますが、治癒や寛解するものではなく、対処療法です。

妊娠中などでお薬に制限があり免疫療法ができなかった方も、レーザー治療なら制限のハードルが低くなりますね。

でもレーザーで焼くって痛くないの…?という不安をお持ちの方もいるかもしれませんが、きちんと麻酔をしてからなのでご安心を。

レーザー治療を行うと、最初の1週間くらいは一時的に少量の鼻血、鼻水、鼻づまりやくしゃみがひどくなることがありますがあくまで一時的なものです。

費用は保険適用で1万円くらいが目安のようです。

規則正しい生活&食生活

たっぷりの睡眠、タバコやアルコールを控える、刺激物を控える。
などの健康的な生活を心がけることでも悪化を防ぐことができるそうですよ。

健康な体作りも花粉症の軽減には大切なんですね。

まとめ

いかがでしたか?

私も初めは薬や空気清浄機、マスクで乗り切っていました。
しかし年々症状がひどくなっていくので皮下免疫療法を追加しました。

結果として、花粉症がなくなったな!という実感までは持てないものの、春がそこまで嫌になるほどではない生活が送れるようになったと思っています。

症状が辛くて、でもこれ以上どうしたらいいのかからない!
少しでも楽になって春を楽しみたいと思ったら、病院に相談だけでもしてみるといいのではないでしょうか。