気がついたら出来ている「ささくれ」は、意外と身近なものなので、放置している事も多いかもしれませんね。
ついつい邪魔だからと、ささくれを引っ張って対処して、血が出たという経験もあるのではないでしょうか?
実はささくれをきちんと対処していないことで、思わぬ皮膚炎を起こしてしまうことがあるようです。
ささくれの部分の痛みがなかなか引かず、赤く腫れている、なんて場合には要注意ですよ。
ささくれが痛い!その上腫れてる!?悪化するとどんなリスクがあるの?
ささくれを放置したり、無理やり引っ張って取ろうとしてしまうのは実はNG。
傷口から細菌などが入り込み、爪の周りが赤く腫れてしまう「爪周囲炎」になることがあるようです。
通常は、爪の周りの皮膚にはバリア機能があり、細菌が奥まで入り込めないようになっています。
ですが、ささくれができる部分の皮膚は薄くなっていることが多いそうです。
ささくれはあんまり無理に剥がそうとすると、当然皮膚も傷ついてしまいます。
その部分から、ふとした拍子で細菌感染が起こりやすくなって、症状が悪化する原因になるのでしょう。
特に水仕事などで手が濡れていることが多い人は、細菌が繁殖しやすいと言われているので、注意が必要です。
手を洗った後の水分を、きちんと拭き取らないままにしていても、細菌が繁殖してしまう可能性があるので、気をつけてくださいね。
ささくれの部分が赤く腫れていて痛みもある、という場合には、薬局でも手に入る、抗生物質入りの軟膏で対処するといいでしょう。
薬剤師さんに相談すると、オススメの薬を紹介してくれるのでよくわからない場合は聞いてみるといいでしょう。
ささくれを処理する時には、甘皮ニッパーや小さめのハサミでカットして、ハンドクリームなどで保湿するといいですよ。
甘皮ニッパーなどは、念のためにアルコール消毒しておくと、清潔に処理することができるでしょう。
私自身ささくれができやすく、たまにささくれを爪でつまんで引っ張って取ったり、カットする時も面倒くささが勝ってしまい、消毒しないまま甘皮ニッパーを使ってました。
幸い、腫れたりすることはなかったのですが、軽く赤くなってヒリヒリすることは確かにありましたね。
今後はリスクを考えて、きちんとした処理をしようと思います。
ささくれができる主な原因には、乾燥があげられます。
他にも、栄養バランスや生活習慣の乱れ、血行不良なども考えられるので、ささくれができないよう、予防や改善することも頑張りたいですね。
●男女兼用●爪を清潔に・ささくれ防止●健康な潤い爪をキープ●初心者でも安心・取扱説明書付きグラスネイルネイルケアセット☆ 価格:4,212円 |
ささくれが化膿しちゃった!何科の医者にかかればいい?
ささくれ処理に失敗した爪の周りの腫れを放置すると、膿が溜まってしまうことがあります。
こうなってしまうと、自然治癒や市販薬で治すのは難しくなってきてしまうのでお医者さんに行くことも考えたいですね。
お医者さんでは、形成外科や皮膚科に受診するといいでしょう。
病院では、治りを早くするために、消毒した針などで化膿した部分を刺して、膿を抜く治療をしてくれるようです。
他にも、抗生物質入りの軟膏や、状況に応じて、内服薬をくれることもあるそうですよ。
化膿した状態が酷くなると、爪の下まで膿が侵入してしまったり、爪の周りの肉が盛り上がる「肉芽」を起こしてしまいます。
ここまで進行すると、治りもさらに遅くなるので、できるだけ早めに病院へ行くようにしましょう。
それでも我慢していたり放置していると、脇の下や腕などにあるリンパ管まで細菌感染が広がり、リンパ管炎になる危険もあると言われています。
見た目的にも、爪が剥がれたり細胞が壊死してしまうこともあるようなので、軽く見ない方がよさそうです。
まとめ
ささくれができても、いつものことだと思って放置しがち。
でも悪化することで、様々な問題が起こってしまうんですね。
ささくれを放置したり、引っ張って剥くと、必ず細菌感染するということではありませんが、やはりオススメはできませんね。
腫れたり、化膿してしまったら、塗り薬をきちんと塗って、手を洗って清潔にする。
悪化するようならお医者さんにちゃんと診てもらう。
そして、普段の生活では、手洗いの水分は、しっかり拭き取ることを忘れずに。ですね。