日常生活でできれば関わり合いたくないのがこわーい「スズメバチ」。
オオスズメバチは、枯れ木などに巣を作りますが、キイロスズメバチは、家の屋根裏など、より人に近い場所に巣を作ることが多いことで知られています。
他にも、巣を作るのに適した場所として、ベランダを選ぶこともあるそうですよ!
ベランダにハチがいると、窓も開けられないし、毎日怖いですよね。
巣作りを対策するためには、まずは、偵察のハチを寄せ付けないことが大切。
そこで今日は、我が家のベランダを守るため、スズメバチのトラップについて調べてみました!
スズメバチ対策の定番!トラップはいつ仕掛ける?最適な時期が2つある理由とは?
スズメバチのトラップを仕掛ける時期は、3月頃~6月頃までと、8月下旬頃~10月頃までの2回あるそうです。
春頃は、冬眠から覚めた女王蜂が、巣作りをするために探し回っている時期になります。
冬眠できるのは女王蜂のみなので、春頃に飛んでいるのは、ほとんどが女王蜂ということになるんですね。
この時点でトラップを仕掛けておくことで、これから生まれる沢山の働き蜂達も防げるという効果が期待できます。
一方、夏の終わり頃は、働き蜂が活発に飛び回る時期。
1つ目の巣が手狭になってしまい、新しい巣作りの場所を探している可能性もあります。
ちなみにこの頃の女王蜂は、卵を産むことに専念するようで、外を飛び回ることはないそうです。
スズメバチのトラップには、市販のものを使ったり、ペットボトルで手作りすることもできますよ。
手作りの場合には、お酒300ml+砂糖125g+お酢100mlをよく混ぜ合わせた誘引液を、キャップをつけ2Lのペットボトルに入れて吊るすのが一般的のようです。
使うペットボトルはデコボコの少ないもので、上の方の正面・右・左の3か所にH型に切り込みを入れて、Hの上は外に、下は中に織り込んで入口を作ります。
切り込みの大きさは、1.2cm~1.6cmくらいだと、中に入った蜂も逃げにくいでしょう。
吊るす高さは、2m~3mくらいなど、ペットや子供が手の届かない場所がいいそうです。
春頃の蜂よりも、秋の蜂は攻撃性が増しているそうなので、近づくのは危険!
スズメバチの警戒範囲は、数m~10mくらいと言われています。
過去に、その範囲で外敵に侵入されたことがある場合には、もっと広がる場合もあるそうです。
スズメバチトラップの多くは、甘い香りで蜂をおびき寄せて、捕獲するようなものになります。
設置の時期や使い方によっては、多くの蜂が集まってきてしまい、ベランダが蜂だらけになってしまう可能性もあるでしょう。
スズメバチトラップを仕掛ける時には、部屋の窓などからできるだけ遠い場所の方がいいですね。
こちらが蜂に気をつけていたとしても、蜂をいつ怒らせてしまうのか分からないので、無理をしない程度で、安全を配慮していきましょう。
スズメバチの罠に利用したい木酢液!ファンタがいいという説も検証して見た!
スズメバチ対策には「木酢液」がいいとか、トラップに「ファンタ」を使うと効果的。
という話を聞いたことはありませんか?
先ほどご紹介したスズメバチトラップとは違い、木酢液を使用すると、蜂が寄り付かなくなる効果があるそうなんですね。
木酢液は、園芸店などでよく見かけるものだと思いますが、炭を焼いた時の煙を冷やして結露させ、その水をろ過したものになります。
個人的には除草剤のイメージがあったのですが、草花や木の害虫除けにも使われるみたいですね。
そのため、木酢液と水を1:1で混ぜた木酢水をベランダに撒いたり、ペットボトルなどに入れて置いておくと、蜂や他の虫の対策もできるそうです。
殺虫剤などの薬品ではないので、比較的安心して使えそうですね。
独特な香りがするので撒きすぎには気をつけたほうがいいですよ。
他にも、スズメバチのトラップを調べていたところ、ファンタグレープ500mlに焼酎250mlを混ぜたものが効果があるという話もありました!
甘く発酵したようなニオイをスズメバチが好むそうで、1週間くらい設置しておくと効果を発揮します。
ただ、スズメバチはちゃんと取れるようですが、ハエなどの他の虫も入っていることが多いようです。
ご紹介した配合の他にも、お酢や砂糖を加えたり、カルピスグレープ、果汁100%のグレープジュースなど、様々なものもありましたよ。
誘引するタイプのトラップなので、安全面に気をつけながら、色々と試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ところで、スズメバチがベランダを飛び回るのは、洗濯物の柔軟剤の香りに引き寄せられている可能性もあると言われています。
他にも、プランターなどで花や野菜を育てていたりすることも、理由かもしれませんね。
ベランダは、雨や直射日光も防げて、風通しもいいので、蜂にとっては巣作りにピッタリの場所なのでしょう。
「ここは危険な場所ですよ」と蜂に教えるためにも、トラップを仕掛けるのは大切ですね。
蜂に刺されるなど、危険な目に合わないように、対策できる時に始めていきましょう!