今では日本でもすっかり定着しているハロウィン。
もともとはキリスト教で11月1日に行われている諸聖人の日(万聖節)の前夜祭のようなものです。
諸聖人の日には、親族者などの死者の魂が現世に戻ってくると同時に、悪霊や悪魔なども一緒に来てしまい、災いを起こすとも信じられています。
ハロウィンに仮装をする理由には、悪霊や悪魔などに魂を持っていかれないよう、同じように仮装をして身を守る意味合いがあるようです。
日本のハロウィンパーティーでも、仮装をすることがほとんどですが、仮装をするならどんなものがいいでしょうか?
ハロウィンでかぼちゃが定番になった理由もご紹介します!
ハロウィンで仮装!どんなものがオススメ?バリエーションも様々な面白仮装にチャレンジ!?
ハロウィンでの仮装は、魔女やお化け(幽霊)、ゾンビなどが基本になるでしょう。
仕上がりを可愛くまとめるか、本格的なホラーを目指すかで雰囲気も変えられますね。
お化けやゾンビの仮装は、手持ちの服をちょっと汚したり、ハサミでまばらに切ったり、血のりや絵の具でアレンジしてみてもいいでしょう。
日本のホラー映画に出てくるような幽霊や妖怪を参考にしても、面白いかもしれませんね!
男の人の仮装で多いバンパイアを女性が仮装しても、素敵に仕上がるでしょう。
白いワイシャツと黒いパンツ、マントを羽織った男装バージョンにするか、長めのワンピースやドレスを着て女性バンパイアになるか、好みで選べます。
また、魔女の使いである黒猫に仮装するのもハロウィンにピッタリです!
基本的な服装は、黒のワンピースに猫耳と尻尾をつけるだけなので、簡単に用意もできるでしょう。
ハロウィンの時期が近くなってくると、雑貨屋などでも、仮装に必要な小物や衣装が増えてきます。
最近では、100円均一でも購入できることが多くなっているので、活用することもオススメです!
小物や衣装は、そのまま使用してももちろんいいですが、血のりを足すなど、ちょっと工夫を加えてみると、本格的になるでしょう。
ハロウィンの仮装は、小物や衣装だけではなく、メイクやネイルも、仮装に統一感を与えるためには大切です!
例えば、黒猫に仮装をする場合、アイラインで釣り目に見せるメイクをしたり、アイペンシルやボディメイク用のインクでヒゲを書きます。
鼻の頭も黒やピンクに塗ったり、口元も猫のように書き足してみてもいいでしょう。
ネイルは、爪の部分が尖ったようなデザインのチップをつけると、より猫らしくなります。
他の仮装のメイクなど、動画サイトなどで調べると閲覧できるので、参考にしてみるといいでしょう。
既製品を買い揃える場合には、早めに購入しておかないと、好みのものが売り切れてしまうこともあるので注意が必要です!
小物や衣装をネットで購入する時には、サイズ感や付属品について、レビューなども読んで判断するといいでしょう。
私が雑貨店で働いていた時、お店のハロウィンイベントで、仮装をして接客をしたことがあります。
その時には、お店で用意してくれたバンパイアのマントを羽織っただけでしたが、いつもの雰囲気とは違う感じがして楽しかったです!
ハロウィンでもやらないほうがいい仮装ってあるの?「なんでもいい」では残念な結果に?
ハロウィンでは、基本自分がやりたいものに仮装をすればいいのですが、あまりにも場違いな場合には、浮いてしまう危険があります。
最近の日本のハロウィンでは、アニメやゲームのキャラに仮装する人も多いですが、個人的なパーティーなどに出かける場合は、避けたほうがいいでしょう。
ネタ系の仮装も、パーティーの雰囲気によっては、すべってしまう可能性が考えられます。
周りがホラー系の本格的な仮装なのに、ちょっとポップな仮装をしてしまうと、全体的に見ても合わないですよね。
当日、残念な思いをしない為にも、会場はどんな雰囲気なのか、友達はどんな仮装をする予定なのかを確認しておくと良いでしょう!
ハロウィンの仮装では、ナースなどのコスチュームでセクシー系の衣装もありますが、やりすぎはよくないです。
個人的な印象にはなりますが、セクシー系は男性受けがいいですが、女性から引かれることも多いように感じます。
露出が多い衣装の場合には、血のりやメイクなどでホラー要素を足すと、うまくカバーできるのでオススメですよ。
自分がやりたい仮装をするのはいいですが、「ハロウィン」の雰囲気も上手に共存させてこそではないでしょうか。
ハロウィンの定番!カボチャはどうして飾るようになったの?
ハロウィンには、仮装をする他にも、かぼちゃの飾りが多いですよね。
“ジャックオーランタン“とも呼ばれていますが、アイルランドの昔話が起源だと言われています。
昔ジャックという悪人がいて、ある日、悪魔と「自分が死んでも地獄に落ちない」という約束をしたそうです。
その後ジャックは死んでしまいますが、悪人のため天国にも行けず、悪魔との約束で地獄にも入れません。
辺りは真っ暗で何も見えず、ジャックが悪魔に「明かりが欲しい」とお願いし、悪魔は火の魂をジャックに渡します。
ジャックは、その渡された魂を、くり抜いたカブの中に入れて提灯にして、いつまでも彷徨っていたというお話です。
今もスイスではカブを使っていますが、アメリカにこの話が広まった時に、アメリカで生産の多かったかぼちゃに変化したと言われています。
また、昔の諸聖人の日には、魔よけのために焚火を焚いていたので、その儀式がジャックの話と一緒になったという話もあるそうです!
まとめ
ハロウィンは、死者を迎えるためのお祭りで、日本のお盆のようなもの。
死者に混ざってやってくると信じられていた悪霊などから身を守るために仮装をしていました。
今では、仮装をして楽しむことが主になっているようですが、場の雰囲気に合わせて仮装を選ばないと、浮いてしまうこともあるでしょう。
本格的な仮装でホラーにするか、それとも、ちょっと可愛い仮装にするか迷ったら、一緒に参加する人に相談することもオススメです。
パーティーでは破目を外しすぎず、節度も持って楽しみたいですね!