子供は大人よりも代謝が良く、汗もかきやすいので、水分不足になりやすいです。
一見、汗をかいていないように思える秋や冬でも、身体から水分は蒸発しているので、知らないうちに脱水してしまう危険もあります。
夏のイメージが強い麦茶は、秋・冬の水分補給にもピッタリなんだそうですよ。
そこで今日は、子供の水分補給について見ていきたいと思います。
赤ちゃんに麦茶をあげる時の注意点についても調べてみました。
麦茶と水、子供の水分補給にはどっちがいい?それぞれのメリットデメリットをチェック!
他のお茶の原料である茶葉とは違い、麦茶の原料である大麦には、カフェインが含まれていないので、子供でも安心して飲ませられると人気のようです。
また、ミネラル成分が含まれているので、汗で失われてしまった水分とミネラルを、同時に補給することができます。
麦茶を飲む事で、虫歯予防になるという話もあるそうですよ。
ただ、麦茶にはカリウムが含まれているので、カフェインほどではありませんが、利尿作用があります。
他にも、麦茶には体温を下げる作用があるそうなので、冷やしすぎた麦茶は、お腹を壊す原因にもなるでしょう。
暑い時期には体温調整にちょうどいいですが、寒い時期には、身体が冷えないように、温かい麦茶もオススメです。
麦茶パックを使うと、一度に大量に作れるので便利なのですが、冷蔵庫保管でも劣化が早いので、できるだけ早く飲みきることが大切ですね。
私の家でもよく麦茶を作るのですが、いつ作ったものなのか、分からなくなってしまうことがたまにあります。
自宅で作ったものを美味しく飲むには、2日~3日が限度だそうなので、管理には気をつけたいですね。
一方、お水での水分補給は、水道水、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーなど、色々なものがありますね。
水道水は、一番手軽ではありますが、そのまま飲むとカルキ臭などで、あまり美味しくないかもしれません。
マンションなどの集合住宅で、水をタンクに溜めて各家庭に運んでいる場合には、タンク内の衛生管理も心配です。
浄水器を取り付けたり、一度沸騰させて、冷ましたものを飲ませるといいでしょう。
ミネラルウォーターの場合には、美味しい水がすぐ飲めますが、硬度が高いと、胃腸に負担がかかり、お腹を壊してしまう原因にもなるそうです。
小学生くらいになれば大丈夫という話もありますが、体質的に普段からお腹が弱い場合には、避けた方がいいかもしれませんね。
ウォーターサーバーでの水は軟水が多く、不純物も含まれていないので、子供の水分補給にもオススメされていることが多いようです。
最近では、小スペースで置けるタイプのものもあり、子供が一人でつまみをひねって注ぐこともできるので、楽ですよね。
でもウォーターサーバーの手入れを怠ってしまうと、雑菌が繁殖してしまうことにもなるので、そこは注意が必要です。
水分補給をさせる時には、一気に飲んでしまうと、身体に吸収されずに、そのまま排出されてしまいます。
大量に飲む事で、ナトリウム不足になり、吐き気や頭痛などの症状がある、水中毒を起こしてしまう危険もあるそうです。
麦茶でも水でも、小まめに少しずつ飲ませることが大切ですね。
激しい運動後や大量の汗をかいた時には、麦茶や水では補いきれないので、スポーツドリンクや経口補水液を用意してあげてください。
麦茶はアレルギーとは無縁!?赤ちゃんに麦茶をあげる時の注意点は?
離乳食が始まる頃の赤ちゃんに麦茶を与えるのは、水分補給の他にも、虫歯予防や、色々な味を覚えさせる意味があるそうです。
麦茶の原料の大麦は、アレルギーが起こりにくい食品と言われていますが、全くないわけではないので、あげた後には様子の確認が必要になります。
もし、湿疹や咳などのアレルギー症状が見られたら、早めにかかりつけの医師に診てもらってくださいね。
赤ちゃんに麦茶をあげる時には、赤ちゃん用のものか、普通の麦茶を3倍~5倍に薄めます。
麦茶を作る時には、水ではなく、沸騰したお湯で作ることで、殺菌効果にもなりますよ。
大人用で作った麦茶を薄める場合も、お湯で薄めて、人肌くらいに冷ましてからあげるといいでしょう。
冷えた麦茶は、身体の機能が未熟な赤ちゃんには負担になり、お腹がゆるくなる原因になってしまうそうです。
作り置きの麦茶は冷蔵保存がいいのですが、できるだけ常温であげたいですね。
先ほどもお話ししたとおり、保存日数は2日~3日なのですが、赤ちゃんにあげる場合には、衛生面を考えて、1日以内がいいそうです。
哺乳瓶やマグに入れた物は、数時間くらいに交換して、容器も綺麗に洗ってあげてくださいね。
飲ませるタイミングは、離乳食の後やお風呂あがり、起きてすぐなど、汗をかいて水分が失われやすくなっている時がいいそうです。
他にも、大泣きした時にも、涙で大量の水分が失われるので、水分補給が大切になると言われていますよ。
基本的には、赤ちゃんが欲しがる分だけ飲ませてもいいそうですが、一気に飲ませるのは負担になるので、ちょっとずつあげるようにするといいでしょう。
まとめ
子供の水分補給には、麦茶でも水でも大丈夫ですが、一気に大量に飲まないように、注意が必要です。
赤ちゃんの麦茶は、離乳食を食べ始める頃に始めるのが一般的のようですが、生後1ヶ月頃から飲めるものもあるそうですよ。
一年を通して大切になる水分補給ですが、汗をかきにくいように思える秋・冬には、特に意識していきたいですね。