うちの猫はなんか大きいなぁと思ってはいましたが、「貫禄があってよろしい」で済ませていました。
オス猫なので体が大きいほうがモテると言いますし、猫は自己管理ができるから放っておいて良いんだろうなと思っていました。
ある日猫が鼻水を垂らしているのを見て猫風邪かと思い、動物病院へ連れて行きました。幸い猫風邪ではなく、気温の変化のせいだと言われました。
やれやれと思っていたその時です、お医者さんから衝撃の一言。
「この子ダイエットしないと足が悪くなるよ。糖尿病のリスクもあるし」
体重を測るとなんと8kg。
大人の猫の適正体重が4~5kgですから、倍以上ありました。
血液検査の結果糖尿病ではありませんでしたが、栄養管理をするよう指導されました。
ほっと一安心しましたが、これ以上おデブを放っておくわけにはいきません。
その日から猫とのダイエット戦争がはじまりました。
貫禄のある猫のダイエットはフード選びと食事管理が基本!
貫禄のありすぎる猫のダイエットの基本は食事療法です。
まずはいつも食べているフードの見直しをします。
年齢に合ったダイエット用のものを購入しましょう。
値段は少し高いですが、病気になってかかる病院代のことを考えれば安いもんです。
食事の与え方ですが、まず置き餌は止めます。
甘え声で寄ってきたらついあげてしまっていたおやつも我慢です。
そして我が家の猫が1日で摂取していいカロリーを計算します。
もちろん間食用の猫おやつのカロリーも含めてですよ。
猫の1日に必要な摂取カロリーは、体重×80キロカロリーです。
全く外に出ない室内飼いだと70キロカロリーという説もあります。
理想体重が4~5kgですから、320~400キロカロリーですね。
猫にストレスが溜まらないように、1日の分量を3~4回に分けてちょこちょこ与えます。
うちの猫は餌置き場を知っていましたから、お腹が空くとそこをカリカリしていました。
以前なら「よしよし」とおやつを出して与えていましたが、ダイエットを始めてからは我慢しました。
その様子を見ていると、こちらも結構ストレスなんですよね〜。
猫に嫌われてしまうのではないかと心配にもなりますし。
でも、おやつは完全に止めてしまう必要はありません。
おやつの分まで含めてカロリー計算しておけばOK!
ということで、歯石を取るための歯磨き用のおやつは与えています。
ガジガジするので、空腹を紛らわすのにも良いのかしら?
そのまま様子を見ていくと、体重は1カ月で150gほど減り、3カ月で300gほど減りました。
でも1週間で0.5から2%が目標なので、全然達成はできていません。
猫も私も頑張っているんですけどね〜。
今の所は餌をくれないからと猫に嫌われてしまうこともなく、ダイエットは継続しています。
ワガママ気ままな猫のダイエットにどうやって運動を組み込むのか?
人間のダイエットには、運動が欠かせませんよね。
猫も同じなので、しっかり運動してもらいたいところです。
室内飼いの猫の運動は、猫じゃらし等の好きなおもちゃでおもいっきり遊んでやるのがいいですね。
最初は短時間から始めて、徐々に増やしていくようにするのがいいそうですよ。
でも、うちの猫は全然遊んでくれません。
抱っこしてくれはありますが、猫じゃらしは知らん顔です。
おやつを入れて転がすボールを買って与えてみましたが、それも無視。
うちの猫は確実に運動不足で太ったんだなーとその時悟りました。
いろいろと試した結果、うちの猫が興味を示してくれたのは動く犬のおもちゃでした。
わんわん、ひゃんひゃんと泣きながら動くおもちゃです。
それが近づくとちょこっと猫パンチをしたり、逃げて陰から様子を窺ったりしました。
おかげで使わなくなっていたキャットタワーにも上るようになりました。
その猫が興味を示す遊びを見つけてあげることで、運動するようになります。
貫禄がつきすぎてあまり動かなくなっていた猫は、興味を示す遊び探しも一苦労してしまうかも知れませんね。
運動をするようになって、こころなしか猫の腹回りが引き締まったように感じます。
見た目で変わってくると、こちらのモチベーションも上がりますね。
また新しい遊びを考えようというやる気が起きます。
まとめ
貫禄のある猫のダイエット法についてお伝えしました。
適切なカロリー管理と運動で、肥満からくる猫の病気を防ぎましょう。
私のように「猫は自己管理ができる動物だ」と誤解をしている飼い主はたくさんいると獣医から聞きました。
ペットである以上、飼い主が責任をもって命の管理をしなくてはいけませんね。
ウチも引き続き頑張ります!