インフルエンザが冬に猛威を振るうのは周知の事実ですね。
しかし、なぜ冬なのか?と理由を尋ねられた時、あなたは正確に答えることが出来ますか?
勿論、冬場の乾燥も理由の一つです。しかし、それだけでは理由として物足りません。
流行の原因を知り、正しい対策を講じることでインフルエンザによってもたらされる地獄の日々を回避しましょう!
インフルエンザウイルスが流行する原因は、他でもない人間!
インフルエンザウイルス(以下ウイルス)にとっては、温度20度程度で湿度20パーセント以下の環境が、まさに楽園そのものとなります。
特に冬場は暖房を使うことで、この環境を簡単に作れてしまいます。
そうなるとウイルスは、元気に空気中を飛び回ることができますね。
冬場だと、寒さが原因で人間の免疫が下がることもあり、そんなことからインフルエンザが流行しやすいのです。
しかし、空気中を漂っている時点では、実はウイルスが増殖することはありません。
それでは一体どこで増殖し流行するのか、それは人間の細胞とウイルスが接触したときなんです。
ウイルスは、人の細胞をのっとり増殖していきます。そして人から人へと感染していきます。
つまり、あなたの普段の何気ない行動が、ウイルスを受け渡しの温床になっている可能性高いのです。
インフルエンザ感染の温床!間違った予防対策はやめよう
インフルエンザにかからない為の予防策と言われたら何を思い浮かべますか?
手洗い、加湿、マスク等が浮かんでくるのではないでしょうか。
特にマスクは必須アイテムですよね。でもちょっと待ってください。
すでに認識されている方も多いでしょうが、残念ながらマスクをすれば感染しないなんてことはないんです。
じつはこのマスクに大きな間違いが潜んでいます。
マスクは罹患者が他人に移すことを予防するのにはある程度有効に働きます。
でも、人からの感染を予防することはほとんど出来ないと思った方がいいでしょう。
ウイルスは非常にサイズが小さいため、マスクの繊維をいとも簡単にすり抜けてしまいます。
ですのでマスクを着けているからと油断して、他の対策を怠るとあっという間に観戦してしまうんですね。
ウイルスの飛散は呼吸で行われるわけではなく、咳やくしゃみの飛散で行われます。
これには粘液(いわゆる鼻水とかタンとかですね)を伴うことが多いので、罹患者側がマスクをするのは有効性があるんです。
しかし、伝染される側の人は、吸気でウイルスを吸い込むため、マスクはあまり有効じゃないとなってしまうわけですね。
インフルエンザに関係なく、咳やくしゃみが多いなと思ったらマスクを着用するのはエチケット。これはしましょうね。
インフルエンザ感染経路の把握と正しい予防対策
さて、インフルエンザの感染経路は大きく分けて、飛沫感染、接触感染、空気感染です。
それぞれの簡単な説明と対策を紹介します。
飛沫感染は、咳、くしゃみをした際にウイルスを大量に含んだ唾液が周囲にばらまかれる事で感染が広がってしまうことです。インフルエンザ感染の最も大きな原因経路です。
もしあなたの体調がすぐれないときは迷わずマスクを着けるようにして他人に移さないように心がけましょう。
接触感染はウイルスが付着した手、器具、食材などが鼻や口に触れることでウイルスが移り感染することです。
対策としては手洗いが非常に有効です。
特に帰宅時や食事前の手洗いを徹底すればかなりの効果が期待できます。
空気感染は感染した人間と同じ部屋にいるときに空気を介して感染しることです。
予防をするうえで大切なのは大量のウイルスが元気に飛び回らない環境を作ることです。
加湿器を使うのもいいですが、ウイルスが大量に潜んでいる状態だと少し心もとないです。
長時間部屋を閉め切らずに、定期的に換気をしたうえで加湿器を使い、感染した人と同じ部屋にいる状態を極力少なくしましょう。
もちろん、観戦している人は、マスク着用で、飛散をなるべく防ぐ気遣いが必要です。
寝込んでいる場合はそうもいかないかもですので、そういう時はやはり、一緒の部屋にいることを避けた方がいいですね。
まとめ
インフルエンザウイルスの感染力はかなり強力です。
免疫の弱い子どもや高齢者が感染すると死に至る場合もありますので気をつけたいですね。
インフルエンザの流行のメカニズムと正しい予防を心がけることで、大幅にリスクを回避することができるのではないでしょうか。
とにかく油断せずに、決して他人事だと思わないように、出来ることをしっかり実践しましょう!