「ほうじ茶が好き」
一昔前だと「お年寄りみたい」だとか、「渋い人だね」だとか言われていました。
そんなほうじ茶ですが、世の中にやっとブームが到来しました!
時代を先取りしていたほうじ茶ファン達は、「やっと私たちの時代が来たぜ」と思われたことでしょう!
今回はこのほうじ茶について熱く語ってみたいと思います。
ほうじ茶ってどんなお茶?健康効果はあるの?
ほうじ茶は日本茶の一種で、緑茶の仲間です。
「全然緑じゃないじゃん」と思いますけど、赤茶色なのは緑の茶葉を強火で炒っているからなんですよ。
ほうじ茶にも種類がありまして、「ほうじ番茶」「京番茶」「加賀坊茶」「雁ヶ音ほうじ茶」「ほうじ煎茶」が代表的なものです。
原料や主に飲用されている地域で呼び名がついています。
健康効果については、特に目立ったものはありません。
普通に飲まれるお茶ですからね、そこまで期待するほどの物はありません。
カフェインは緑茶と同じくらいで、150mlあたり30mg程です。
でもカテキンは炒ってある分、抹茶より少なくなっています。
殺菌効果や脂肪を減らす効果があるんじゃないかと期待してしまいそうですが、緑茶ほどのパワーはなさそうです。
でも、がっかりしないでください。
ほうじ茶にもいいところはあります。
気軽に手早く入れられて、クセがなくて、渋みがない、飲みやすいお茶なんですよ。
入れ方も簡単です。
茶こしに入れた茶葉に熱湯をじゃーっとかけて、30秒待つ!以上おしまいです。
熱湯で出すのでふわっとお茶の香りが広がって、癒されます。
この手軽さと値段の安さが日常生活の相棒にするにはもってこいのお茶なんです。
だから近年、ほうじ茶人気に火がついているんですね。
人気のほうじ茶をラテで楽しむ!おいしい作り方はテキトウで!?
個人的にほうじ茶で一番おいしい飲み方は、ほうじ茶ラテではないかなと思うほどのお気に入りです。
作り方もいたって簡単で、お鍋に牛乳をフツフツと泡が出ているけど沸騰しない程度に沸かして、茶葉を適当に入れて好みの濃さに煮出して茶こしでこすだけです。
「え?それだけ?」
それだけなんです。
ほうじ茶だからできる、このお手軽なレシピ。
なぜ、ほうじ茶はこんな適当な作り方でおいしいラテができるのか。
それは煎茶や緑茶と違い、淹れる湯に適温があるとか量を間違えると渋みが出るとかそういう煩わしいことがないからなんです。
これがほうじ茶の魅力なんです。
いちいち細かいことを気にしなくて良いんです。
基本の分量は牛乳200mlに対して、ほうじ茶の茶葉が大さじ2~3杯くらい。
何度か作っていると、適当にじゃーっと入れるようになります。
ちょっとくらい入れすぎてしまっても渋みが出ないので、「このくらいかな」で良いんです。
豆乳で作られるなら、特濃タイプで作るのがお勧めです。
お好みで砂糖やはちみつなどで甘みをつけて下さい。
私はブラウンシュガーを入れてコクを出すのがお気に入りです。
ほうじ茶で作るミルクプリンのレシピ
ほうじ茶プリンもオススメです。
ゼラチンで固めてミルクプリンにするのが手軽でいいでしょう。
蒸し焼きにするプリンより、つるんと柔らかくて私は好みです。(タマゴやカボチャがメインのプリンだと蒸し焼き一択なんですけどね。笑)
材料はほうじ茶大さじ4、牛乳(低脂肪や無脂肪はダメです)300ml、生クリーム150ml、砂糖(濃厚に仕上がるきび糖がおすすめ)20g、粉ゼラチン5g(スティックタイプのを1本入れてます)です。牛乳は豆乳に変えても構いませんが、特濃タイプの使用をおすすめします。
まずは、小鍋に牛乳をいれてふつふつと泡が立つまで沸かし、ほうじ茶を入れて2~3分煮出します。
鍋に砂糖を入れ、溶けるまで混ぜます。
火を止めて粉ゼラチンを入れ混ぜ、茶こしでこしながらほうじ茶ミルクをボウルに移します。
ボウルのほうじ茶ミルクに、生クリームを入れてよく混ぜます。
ゼリー型やココットなどにプリン液を入れて、粗熱が取れたら2時間ほど冷蔵庫で冷やし固めて出来上がりです。
手軽に簡単にできます。
ぐい飲みや湯呑で作っても可愛いですよ。
ほうじ茶をアイスクリームで楽しむレシピ
ほうじ茶アイスはお茶やコーヒー、ワインや日本酒にも合います。
簡単に作れるので、是非お試し下さい。
材料はほうじ茶大さじ5、牛乳(低脂肪や無脂肪はダメです)200ml、生クリーム150ml、卵黄2個分、砂糖(きび糖がお勧めです)50gです。
ほうじ茶ミルクを作ります。小鍋に牛乳をいれてふつふつと泡が立つまで沸かし、ほうじ茶を入れて3~4分煮出します。火からおろして人肌くらまで冷まします。茶こしでこしながらボウルにほうじ茶ミルクを入れます。
別のボウルに砂糖と卵黄を入れ、泡だて器で全体が白っぽくもったりするまで混ぜ合わせます。
ほうじ茶ミルクとタマゴ液を鍋に入れ弱火にかけ、木べらで混ぜながらとろみをつけます。卵が熱で固まらないように、しっかりと混ぜます。
別のボウルで生クリームを七分程度に泡立てます。昔は泡だて器でがんばりましたが、今はハンドミキサーでブイブイやっています。
人肌くらいにまで冷ましたほうじ茶ミルクタマゴに生クリームを加えます。3~4回に分けて入れ、都度ゴムベラで泡をつぶしてしまわないようにざっくり混ぜます。
蓋つきの容器に入れ冷凍庫で冷やします。1時間ごとにスプーンなどでざっくりと混ぜると空気を含んで固くないアイスができます。それを3回くらい行います。5時間くらい冷やして完成です。
アイスはちょっと手間がかかり、洗い物も多くなります。
ですが手間がかかった分出来上がりも楽しみです。
高級アイスに負けない味が簡単に作れますので、是非作ってみて下さいね。
まとめ
今回はほうじ茶の手軽さとおいしさについてお話ししました。
いまのトレンドですから、飲むだけでなくお料理に是非取り入れてみて下さいね。
ご紹介したスイーツレシピの分量は3人分目安ぐらいです。
気軽に手軽に使えるほうじ茶の魅力を、これからもっと発掘していきたいですね。