こんにちは。
このブログで度々お話ししている、海外での「暮らすような旅」についての魅力。
いろんな旅の楽しみ方がある中での選択肢の一つとして、気になる方にはぜひチャレンジしてみてもらいたいスタイルだと思います。
完全な個人旅行の範囲に入る「暮らすような旅」では、その手配は大抵自前で行うことになります。
なぜなら、「アパートで暮らす!自炊で楽しむフランス8日間!」なんてパックツアーは見たことないですよね。
このため、いざ出かけるにしても、その準備はハードルが高そうと思われがちですが、実は意外とシンプルなんです。
「暮らすように旅をする」のに一番必要なのは、事前の準備よりも、現地での適応力だからです。
そうは言っても、やはり、出かける前に手配するべきはどんなことなのか?というのは気になる点だと思います。
そこで今日は、「暮らすような旅」に出かけるのなら、事前にしっかり押さえておきたい具体的な項目をみていきたいと思います。
入りと帰りの旅程だけはしっかり押さえよう!
言葉に自信があったり、個人旅行に慣れている人であれば、宿すら現地に着いてから探してもいい、という人もいるでしょう。
ですが、そういうツワモノさんは別として、個人旅行の経験が浅かったり、無かったりする人でも、これだけ押さえておけば何とかなる。というのが、行き帰りの足です。
プラスして、住む場所を予約。
これだけで、旅の準備は完璧!と言っても過言ではありません。
どこで遊ぼうとか、ここだけは絶対に滞在中に行っておきたい!という場所が明確にある場合は必要に応じてそれらの予約をしておくのもいいと思います。
が、それすらも、現地に行ってから手配する事が出来るなら、そうした方がずっと楽しめます。(勿論、人気スポットなどで、事前予約必須!というような所であればちゃんと事前予約しましょうね)
「暮らすように旅をする」醍醐味は、現地での生活です。
行きたいところへの手配もその場でする。
欲しいものの情報収集もその場でする。
そういう、家にいる時と同じようなスタイルで現地を過ごす事に尽きると思います。
そのためにも、事前手配はあえてミニマムにしておくのも、楽しみ方の一つと言えるでしょう。
現地の物価やレートの相場は知っておこう!
「暮らすように旅をする」場合、事前の手配よりも大事なのは、事前のリサーチだと思います。
例えば引越しをする場合、新居を選ぶ基準にその土地の暮らしやすさは挙げられると思います。
気持ちよく暮らしていけるかどうかを確かめるために、引越しを決める前に候補の物件の情報と合わせて、その土地のことや近所の様子などを調べる人も多いのではないでしょうか。
それと同じに、旅先で気持ちよく、楽しく暮らせるようにと、現地の情報を調べておくのは、宿の手配よりも実ははるかに重要です。
アパートの近所に美味しそうなデリはあるか?とか、スーパーがあるか?などを調べるのは、何気に観光スポットの情報を調べるよりも楽しい作業ですよ。
ここで一気に現実的になりますが、押さえておきたいことの一つに、現地通貨のレートを上げておきたいと思います。
これは、旅の予算を左右する一大事ですし、現地での生活にも必須になってきます。
どんぶり勘定タイプの人でも、出かける直前に一回は確認しておきましょう。
また、お金をしっかり管理したいという人であれば、スマホにカレンシーが見られるアプリを入れておくのもオススメです。
現地感覚で「安い」と思うものでも、日本円で結局いくら使ったのかはわからない。
というのでは、予算管理もズブズブになってしまいますし、帰国後に苛酷な節約生活を強いられてしまうかもしれません(笑)。
特に、カードメインでお会計する人の場合は尚更でしょう。
旅先で日本円を使うことはなくても、頭の中では常に日本円換算してお金管理をしている人がほとんどだと思います。
なので、この点はしっかり押さえておきたいですね。
また、物価も事前に調べておけば、旅先で「ヤバい!」と慌てることもなく安心です。
押さえておきたい現地の言葉はこれだ!
もう一つ、事前にしっかり押さえておきたいのが、「現地の言葉」です。
ペラペラになる必要はないと思いますが、挨拶くらいは出来るようになっておきたいですね。
それが、その国を訪ねる最低限の礼儀でもあると思います。
たとえ、流暢な会話ができなくても、現地での生活で、誰かに何かを伝えるという場面は何度もなんども訪れます。
との時、最初から英語で会話するのと、一言現地の言葉で挨拶してから、「英語でもいいですか?」と断って話すのでは、相手の反応も印象も全く別のものになります。
これは「暮らすように旅をする」場合でなくとも是非実践して欲しいことではありますが、他所の国へ訪問する私たちは、あくまでも現地の人からすればお客さんでもあり、余計な存在でもあります。
お邪魔するのだ、という意識を常にしっかり持っていることはとても大切な事です。
これは旅行に限らないマナーですよね。
あんまり固く構える必要もないのかもしれませんが、とにかく、現地の言葉は基本最低限覚えて行きましょう。
旅の思い出がとても素晴らしいものになることを保証しますよ。
また、誰かに教えて欲しい、手助けして欲しいな、という場面で、人に声をかけなきゃならない場合、現地の言葉で大声をあげると、たくさんの人が寄ってきてくれます。
逆に、日本語や英語で叫んでも、たいていのひとは「何だ?」と一瞥くれるだけです。
なんとか、挨拶フレーズだけ押さえて現地に行くと、あとで決まって思うのは「もっといろんな言葉を覚えておけばよかった」という気持ちだけです。
英語を話せれば、世界の大抵の場所で何とかなるのは事実ですが、現地の言葉を覚えると、それ以上の現地での思い出を作ることができます。
それは、訪問者が、その土地への敬意を払ったことへの見返りなのだと勝手に思っています。
是非、現地語はなるべくたくさん覚えて行きましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
「暮らすように旅」するからといって、特別な準備はあまり必要ないのがお分かりなったかと思います。
逆に名所を周り尽くそう!と意気込む観光旅行よりもあっさりした準備でもいいくらいなんですよ。
ここでは触れませんでしたが、知らない土地へ行く際の常識として、リスク情報や治安に関する情報もきちんと事前に調べておくことは忘れないでくださいね。
ツアーガイドさんも当然いませんから、いざという時駆けこめる大使館や領事館の場所は押さえておくと安心です。
普通の観光旅行でも当然調べて行くことではありますが、「暮らすような旅」でも忘れずにチェックしてくださいね。